S2K といっしょ

HONDA S2000 AP1-100系乗りの愛車記録です

S2000 の強オーバーステア傾向が怖かった話

愛車 S2000 を納車して間もなく、
タイヤが減っていたことやサイズに困ることもあり、
純正アルミは保管して、
街乗り用のアルミとタイヤセットを購入しました。
(YOKOHAMA Advan Racing のアルミで 18インチというところしか記憶がなく・・・
 Jとオフセットは記憶が戻ったら書きますw)
タイヤは、TOYO TIRE DRB 225/40/R18 の新品でした。
決して S2000 用では良いとは言えないのはわかっていましたが、
最初の1年は練習&街乗り限定と決めて
良いアルミとタイヤは、自分のスキルが上がってからと思って購入しました。

 

さて、乗り出してからですが
やたらとオーバー傾向が強いことに気づきました。
もうコーナーで、荷重移動が2段階にわたって曲がる感じ!

「なにこれこわい」状態ですw

ホームとなる峠で走りながら、走りの師匠と一緒に足回りのセッティングの見直しをかけていきます。
ついでにトランクの底に水が溜まっていたので、どこから水が入っているのか見ることに。

リアバンパーを外し、トランクの内貼りを剥がしてジャッキアップ。
車高を10mm下げる作業と、トランクの水漏れの原因調査を同時並行で進めます。

 

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10mm リアの車高を下げたところでいったん降ろし、再度走りがどう変わるか見てみようということに。
ちなみにトランクの水溜まりは、右のフェンダー裏に小さな穴が開いていて、
タイヤから巻き上げられた水が浸入していたことが判明したので
パテで埋めました。

 

一通り走ってみたところ、一気に強オーバーステア傾向が消え、
弱アンダーに!!
まさかの一発解消でテンションが上がりましたw

コーナーの踏ん張りで、跳ねが強く、ギャップでの衝撃が強かったので、
ダンパーの減衰力を調整します。

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S2000 のリアの構造は、純正で強化バーが入っているので見てて楽しいですねw

減衰力を調整して、再度走ってチェック。
乗り味も踏ん張りも大きく変化して驚きました。

コーナーでの不安定さが消え、アクセルが踏み込めるようになりました。
原因としては、売りに出す際にリアの車高をあげていたようで、
車高があがった分、トーアウトになっていたようです。
なので、コーナー進入時と、後半で曲がり方に変化があるような症状が出ていたのではないかと。

せっかくなので、測定をしてみることに。
とはいえ、突発でアライメント測定もできないので、
師匠の発案で、なんと測量器を使った測定をしてみることにw

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ボディーに中心点を設定
アルミの天地左右と中心を計測して、角度と距離を割り出します。
計測誤差が生じるので、何パターンも計測し
各数値の偏差を割り出して計算しましたw

ホイールベース(左右)
トレッド幅(前後)
・ボディ中心座標
・ボディの歪み
・トー角(前後)
キャンバー角(前後)
あたりはすべて座標から割り出せました('∀`*)

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計算の結果

■フロント
左右トー角:フラット
左右キャンバー角:1.1°

■リア(車高下げた後)
左右トー角:フラット
左右キャンバー角:4.0°

ボディの歪みなし!という結果になり
大変収穫のある1日を過ごせたと感じました('ω`*)

いつかちゃんとアライメント測定しよう(・∀・)

強オーバー傾向が解消されたので、
次はブレーキ時に車体が振られる現象の解消(ブレーキ交換)に移ります。
ここでも思わぬ現象が出てきて、解決に試行錯誤をしたので
そこを中心に記していきます。